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昨今は耳にすることが多くなった認知症、身近な方がなった際にどのように対応すればよいのか?
これを知っておくことで現実になった時に慌てないで済むのではないでしょうか!

今回は認知症の初歩の初歩を知っていただきたいと思います。
まずは認知症の話しの前に高齢化が進む日本の現状を確認してみましょう!

日本人の平均寿命(男性・約80歳、女性・約86歳)が遂に男女ともに80歳代になりました。
国勢調査の結果では1970年(昭和45年)調査(7.1%)で高齢化社会
1995年(平成7年)調査(14.5%)で高齢社会になりました。
また、人口推計の結果では、2007年(平成19年)(21.5%)に超高齢社会となりました。
日本は、平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードという三点において、世界一の高齢化社会といえます。

総務省が発表した2013年9月15日時点の推計人口によると、
65歳以上の人口は3186万人となり、総人口に占める割合は25.0%と過去最高を更新、
人口の4人に1人が高齢者となりました。

高齢化社会・・高齢化率(65歳以上) 7%以上
高齢社会 ・・高齢化率(65歳以上)14%以上
超高齢社会・・高齢化率(65歳以上)21%以上

高齢=認知症ではありませんが高齢になってから発症する方が多いことからも
平均寿命が長くなるほどその数は増えていくのは間違いありません。

さて、それでは認知症とはどのようなものでしょうか?
認知症=脳の病気とも言われていますが...認知症はあくまでも症状でありその原因にはいろいろなものがあります。
アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、その他となります。

症状としては中核症状として図のようなものがありますが具体的には記憶力が低下する。
過去の記憶や感情は最後まで残りますが新しいことが覚えられなくなってきます。
例えば夕飯を食べたのに...食べていないと思ってしまうなど!

時間や季節感、場所や方向感覚といった自分の置かれている状況を理解する力が低下する。
これは家に帰る道がわからなくなる、夏なのに冬の服装をしてしまうなど!

計画を立てて行動することができなくなる。
これはおつかいに行き、食材を購入するにあたり家に残っている材料を考えずに同じものを何度も買ってきてしまう、
結果として同じものが冷蔵庫にたくさん入っているなど!

認知症の症状

行動症状としても上の図のようなものがあります。
元気がなくなる、自信を失いすべてが面倒になる、うつ状態になる、自身のしまい忘れからもの盗られ妄想となる。

いろいろな症状がありますが身近にいる方はおかしい?と感じるようになります。
そしてそのように感じた時にどのようにすれば良いのか?
これが最も大切です。

まずは専門家に相談する!
これが大切ですが現実にはそのままにするケースが多く見られます。
本人が行きたくないというケースも多くありますね!
本人に長生きしてもらいたい、いつまでも健康でいてほしい、などの理由で
「私と一緒に健康診断を受けに行きましょう!」...という方法で病院へ行くことができたという事例は
参考になるのではないでしょうか!
早期発見、早期治療により進行を遅くすることができる場合があるので気づいたら行動です!
専門家の力を借りるということが最優先事項ということを知っていただきたいと思います。

それでは日常はどのように対応すれば良いのか?

<基本的なこと>

1:おどろかせない
2:急がせない
3:自尊心を傷つけない

これらが大切ですが自尊心を傷つけない、否定しないということを注意しないと心を閉ざしてしまう可能性があります。
65歳以上の方が1/4を超え、そのうち1/10人が発症するといわれる認知症はもはや他人事ではありません!
初歩の初歩だけでも知っておくことが大切であり、
いざという時にどのように対応するかを知ることは誰にも関係することですね!

各地域で「認知症サポーター養成講座」というものがどこかで開催されています。
この講座を受けた方は全国平均で人口の5%、都会部では3%程と少ないのが現状です。
私自身、何度もこの講座を聞いて理解を深めていますが皆さんも是非、養成講座を聞いていただきたいと思います。

さて、私達ライフプランクリニックでは家計のライフプランだけではなく、
私たちの身の回りで起こり得る多くのリスクに関してご相談いただけるように
準備していますのでお気軽にお声掛けください!

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山本 浩(やまもとゆたか)

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