【相続と相続税は別問題】

4月1日から17年ぶりに消費税率が上がりました。
 駆け込み需要で買いだめした方も多かったのではないでしょうか?
 
また来年10月に上がることを考えると家計への影響は
かなりのものになりますね。
 
この消費税アップの影に隠れて目立ちませんが、
実は相続税も大幅アップになるのは
ご存知でしたでしょうか?
 
来年2015年1月1日以後に発生する相続からは
基礎控除額が6割に引き下げられます。
 
つまりこれも立派な増税なのです。
 
仮に100人亡くなれば、相続税申告が必要な人は4人ほど。
 
さらに配偶者への優遇措置や小規模宅地の評価減があるため
実際に相続税を納めるのは100人に1人くらいとされてきました。
 
ところが今回の改正で相続税の申告が
必要になるのは全国平均でほぼ2倍。
 
東京都内では4人に1人になるとの試算もあります。
 
これを聞いても...
 
「相続は金持ちだけの問題」
 
「我が家にそんな財産ないから関係ない」
 
と思っていませんか?
 
ここで申し上げたいのは
「相続」と「相続税」は別問題ということです。
 
たしかに「相続税」を支払うのは少数派ですが、
 「相続」はだれもが経験するイベントです。
 
つまり「相続税」がかからない人でも「相続」は発生するのです。
 
 私は前職の銀行で数多くの相続案件を手がけてきました。
 その中で「相続」が「争族(そうぞく)」になるのを何件も見てきました。
 
兄弟が親のわずかな(失礼!)財産をめぐって
裁判沙汰になってしまうのです。
 
実際、裁判で争った相続事案をみると
財産総額5,000万円以下のケースが70%を占めて
いるとのデーターもあります。
 
つまり、「相続税とは無縁の家庭ほどモメている」ということです。
 
私の経験ではとくに「持ち家だけ」「不動産だけ」
というケースほどモメていました。
 
相続財産に銀行預金(現金)が多い家庭はまずモメません。
 
割合さえ決めてしまえば分けるのは簡単だからです。
 
ですから「争族」を回避するには
相続財産に現金をより多く入れることがポイントです。
 
「そんな現金なんて、もともと無いよ」
 という方、いらっしゃいませんか?
 
「現金」を瞬時に用意できる方法をお教えします。
 別途、ご相談ください。
 
60歳代は相続を考える適齢期と言われています。
 
ご自身、もしくは親が「団塊の世代」であれば今がその適齢期。
 
「相続」には「準備」、「争族」には「予防」が必要です。
 
ライフプランクリニックでは「準備」と「予防」を
指南できるドクターを揃えております。
お気軽にご相談ください。
ライフプランクリニック
ファイナンシャルプランナー
認定ドクター 森川 浩行