ライフプランクリニックの森川です。
まだまだ毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
台風の影響で2日遅れでスタートした「夏の風物詩」である
全国高校野球も本日の決勝を残すのみとなりました。
今回も毎回沢山の筋書きのないドラマを私たちにみせてくれました。
高校野球は本当に楽しいものです。
郷土愛も高まりますよね。
その中の忘れられないドラマのひとつ。
大会2日目の第4試合 大垣日大(岐阜) VS 藤代(茨城) の試合です。
一回表、大垣日大はいきなり絶望的とも言える8失点からスタート。
その裏に4点を返したものの、再び2点の追加点を奪われる苦しい展開。
それでもあきらめずコツコツと点を重ねて行きました...。
結果は大垣日大の鮮やかな逆転勝ち。
女子生徒は泣きじゃくっていました。
まさにミラクルと言ってよいでしょう。
8点差からの逆転劇は大会タイ記録だそうです。
試合後、監督が言っていました。
「5点ならまだしも8点ですから...」
「もう開き直って一点一点、返して行くしかなかった」
窮地に立たされた時の人間の「開き直り」ってすごいですね。
同じ8点差と言えば、石川県の県大会の決勝で星稜高校が
何と9回裏に8-0から逆転して甲子園出場を決めました。
いったいこの球児たちの力はどこから来るのでしょうか?
最後まであきらめない強い気持ち?
チームと自分を信じる力?
日頃から鍛えた精神力と集中力?
運も良かった?
どれもあてはまるでしょう。
でもその前にひとつ言えることがあります。
彼らには最初から「明確な目標」があったということ。
寝てもさめても「このこと」しか頭にない明確な目標です。
おそらく、どの球児も寝ているところを叩き起こされ、
「あなたの目標は何ですか?」
と聞かれたら、全員が「条件反射」のように答えるでしょう。
「はい! 甲子園に行って優勝することです!」
この思いの強さが結果となり、ドラマを生むのだと思います。
「明確な目標」
それも、突然聞かれて、パッと「条件反射的に言える目標」
これは潜在意識に深く浸透した目標とも言えます。
これは簡単なようで、意外と出来ていなかったりします。
でも、これを持つことは人生において、とっても大切なことなんですよ。
今年はどこの球児が頂点をつかむのでしょうか。
ライフプランクリニック
認定ドクター 森川浩行