熱傷(やけど)の応急手当について

こんにちは。
10月に入り、秋の時期になりましたね。
秋しか飲めない秋味というビールはもう飲みましたか?
1年のうち2~3か月ぐらいしか店頭で買うことが出来ないビールなので、特別感があるし美味ですよー。
また、これからの時期は、秋ならではの美味しい物が食べれるし嬉しい時期ですね!!

それでは本日は、食事中や料理中などに起こる事故、
やけどの話しをしたいと思います。
やけどになった時の応急処置についてです。
昔からやけどしたらすぐに水で冷やす。
というのは常識ですが、間違えた処置をすると
後で傷が残ってしまいますので気をつけましょう。

1.熱傷(やけど)の応急手当の方法

・水で冷やす。

やけどは、すぐに水で冷やすことが大切です。
やけどを冷やすと、痛みが軽くなるだけではなく、
やけどが悪化することを防ぐこともできます。

靴下などの衣類を着ている場合は、衣類ごと冷やします。
無理に衣類を脱ぐと皮膚もめくり取れて、
悪化したり、かえって治りが遅くなる原因になります。

氷やアイスパックを使って長時間冷やすと、冷えすぎてしまい、
かえって悪化することがあるので注意します。

2.やけど(熱傷)の程度と留意点

やけどが軽いか重いかは、やけどの深さと広さで決まります。

<一番浅いやけどの場合>
 ・一番浅いやけどは、日焼けと同じで皮膚が赤くなりひりひりと痛みますが、水ぶくれ(水泡)はできません。
 ・このような場合には、よく冷やしておくだけで、ほとんどは病院に行かなくても自然に治ります。

<中くらいの深さのやけどの場合>
 ・中ぐらいの深さのやけどは、水ぶくれができるのが特徴です。
 ・水ぶくれは、やけどの傷口を保護する役割があるので破いてはいけません。
  すぐに水で冷やした後に、指先などのごく小さいやけどを除いては、
  ガーゼやタオルで覆って水ぶくれが破れないように気をつけて、
  できるだけ早く医療機関を受診するようにします。

 ・なお、水ぶくれが破けても薬などを塗ってはいけません。
 ・ガーゼやタオルで覆いきれないような大きな水ぶくれになったときは、救急車を呼ぶことを考慮します。

<最も深いやけどの場合>

 ・最も深いやけどは、水ぶくれにならずに、皮膚が真っ白になったり、黒く焦げたりしてしまいます。
  やけどがここまで深くなると、かえって痛みを感じなくなります。
 ・やけどが大きい場合は、すぐに119番通報をしてから、流水で冷しながら救急車を待ちます。

※小さな子供や老人は、比較的小さなやけどでも命に関わることがあるので注意します。
※火事などで煙を吸ったときは、やけどだけでなく肺が傷ついている可能性があるので、
 救急車で医療機関に行く必要があります。

やけどになった時は、誰しもパニックになると思います。
その時はやはり、

1:水のあるところに移動する。
2:やけどの箇所に、直接強い水をかけずにバケツ等に水を流し込みながら
  冷やしても良い。そうすれば刺激が少ない。
3:衣類の上から水をかける。

緊急の処置として3点を行い、
最寄りの皮膚科に行って見てもらうことをおススメします。
やけどは誰にでもなる可能性がありますし、
小さい子供は食卓などで食べ物をこぼすのは日常茶飯事なので
その時は、落ち着いて緊急処置を行って下さい。

ライフプランクリニック 
ファイナンシャルプランナー 立花賢嗣