「高額療養費制度」が来年1月見直しになります。

医療費が高額になった場合、自己負担を一定額に抑える
「高額療養費制度」が来年1月に見直されます。

70歳未満で年収の少ない人は負担減となりそうですが、
年収の多い人は負担増になりそうです。

ポイントは...

・年収約210万~約370万 自己負担額減。(5万7600円)...区分エ
・年収約370万~約770万未満 現行と変わらず。(8万7430円)...区分ウ
・年収約770万円以上は自己負担額増。(17万1820円)...区分イ
・年収約1160万円以上は自己負担額さらに増。(25万4180円)...区分ア

自己負担が増える区分アと区分イを合わせると
対象者が1330万人いるそうです。

年収が高くても、健康保険組合がある企業であれば、
「付加給付」制度で自己負担額を一部支給してもらうケースがありますが、
中小企業などの加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)では、ありません。

また、年収が約1160万円以上の自営業者の方も注意が必要です。

今後は自由診療を受ける機会が増えたり、
食事代、差額ベット代など高額療養費の対象にならない費用負担の増加を考えると
日頃からもしもに備えておく必要がありそうですね。

医療費が高額になりそうなときは、窓口で自己負担額を支払うだけで済む
「限度額適用認定証」の手続きを忘れずに。

以下は、全国健康保険協会の「限度額適用認定証」を紹介しているページです。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3020/r151

ライフプランクリニック
認定ドクター
ファイナンシャルプランナー
佐藤 慶太 (さとう けいた)